女心の変化は見えないけれど、細胞の変化は見逃しません。

NICO-1.infoへようこそ

新しい共培養容器である「接続式細胞共培養容器NICO-1」に関するホームページへようこそ。

これまで、細胞間相互作用研究や非接触型の共培養研究では、上下で培養液を共有する細胞培養容器が用いられていました。商品名由来のトランスウエルタイプ、セルカルチャーインサートタイプ、共培養ディッシュあるいは共培養プレートという言い方をされている製品もあります。50年以上前に発明され、各社により製造販売されてきた製品で、多少の形態は異なってもいずれの製品も上下で培養液を共有する製品です。このタイプでは、両者(上下)の細胞を同時に観察できないというデメリットがありました。縦から横方向に変えるだけで、同時観察ができて、間に市販のフィルターを自由に選んで入れることができるようになったのです。そのため、細胞共培養容器として、各種バイオ・医学・理化学研究にNICO-1は最適です。

  • 細胞間相互作用研究に!(エクソソーム研究や免疫研究に)
  • いろいろな研究の共培養部分で活躍! 両方の細胞を同時に観察可能!
  • アイディア次第で、いろいろな活用方法があります。
  • 既にいろいろな大学の研究室・研究所・製薬企業様で使用されています。
  • 非接触型共培養研究で、両者を同時に観察した研究が少ないため、先駆者に!
  • フィルターは、自由に選択できるので、フィルターの研究にも使えます。
  • 共培養で両方の細胞の免疫染色が簡単にできます。

 

NICO-1インフォウエブ最初のページ2

これまでの培養容器と比較して、より簡単に別々の条件や別の細胞を用いて培養が可能です.それぞれ共培養する前に、単体で培養ができます。そのため、共培養するのに適した状態にしてから、細胞を剥がしたりすることなく共培養を開始することができます。これらにより、癌細胞と正常細胞,癌細胞と間質細胞との相互作用などが観察できます.

市販のフィルターを使用することができるため、フィルターの持つ機能を利用することも可能です.弊社より、細胞が通り抜けないサイズのフィルター(孔径0.6μm)も販売しています。製品1セットには、2個のウエルが共有できるようになったNICO-1(ニコイチ)が二つ入っています。そのため、二つの条件について同時観察可能です.底板は透明なので、顕微鏡観察が可能です.(通常観察用NICO-1と底面をガラス化した高倍率観察用NICO-1HM:発売予定 があります。)

弊社で御用意したフィルターは、電子線で孔を作成しているため、孔と孔が混じらない正確な孔径を特徴とし、さらには、蛋白質等が比較的低吸着を特徴とする素材で作成している特殊な製法のトラックエッチドメンブレンです。サイズ的に細胞同士が混じらず、蛋白質やエクソソームなどの液性因子は通り抜けるフィルターです。フィルターの蛋白通過に関する情報については、フィルター情報を御参照ください。フィルターのカスタマイズも承ります。

NICO-1は、プレパラートサイズのため,既存の観察機器が使用可能です.各種の細胞間相互作用に関する実験研究 (例:アストロサイト、マクロファージ、血管内皮細胞や,iPS細胞の共培養,エクソソーム研究など)に最適です。また、NICO-1ホルダー96という名称の96Wellプレートサイズへのアダプタを用いれば、4セット・8条件を同時に観察することができます。

 

細胞同士のコミュニケーション研究・共培養はいかがですか?

最近の情報 (平成30年6月15日)

最近、これまでになくウエブサイトへのアクセス数が急増しています。検索サイトを経由してからのアクセスがほとんどで、皆様共培養研究をご検討されているのかと思うと嬉しく思います。

先日、NICO-1を使用する計画での科研費研究(H30)が採択されたとの情報をいただきました。NICO-1はもともと科研費研究をきっかけに開発を行った製品なので、大変嬉しく思います。現在、自分の研究での科研費報告書作成に追われています(涙)。

NICO-1の性能について

発売前には、製品の基礎的なデータを取得しましたが、最近あらためて他社製品と比較した基礎的なデータもとっています。上下タイプの共培養プレートとの比較も行っていますが、NICO-1の方が共培養に向いているデータが出てきたので、なかなか満足しているところです。結論から先に言うと、2つの容器の溶液量が同じ方が共培養には向いています。上下タイプだと、その構造上の特性のために溶液量が大きく異なります。例えば、上下タイプのある製品は、インサートが0.5ml、下の容器が1.5mlが推奨です。NICO-1は、1.5-2.0ml程度で左右を同じ容量にできます。NICO-1だと、それぞれの細胞が分泌する蛋白やエクソソームの濃度が両方のウエルで同じになります。しかし、上下タイプのものは、濃度が同じになるように物質が移動しようとしますが、溶液量の違いの方が大きく影響して、48時間程度では結果的にそれぞれのウエルでの濃度が大きく異なるのです。共培養の効果をみるために培養していますので、できるだけ共培養の効果が高い方が望まれます。上下タイプのものは、底面の素材が異なる、同時に見られない、液性因子の濃度が大きく異なってしまう3つの大きなデメリットがあることがわかりました。反対に、NICO-1は、共培養への移行を簡単に調節できることもメリットです。結合した状態でも、400μlの培養液量では、単体培養状態です。それより培養液を増やせば、簡単に共培養状態に移行できるため、細胞のコンディションを見ながら調整が可能です。

最近、エクソソーム通過に関して、NICO-1がフィルターの性能を発揮できるという実験結果も得られました。エクソソームが通るサイズのフィルターは、エクソソームを十分通過させ、エクソソームが通らないサイズのフィルターでは、エクソソームが通過しないという結果でした。NICO-1一つで、エクソソームの影響の有無を確認できます。論文投稿を優先していますので、現時点ではそのままの結果をお示しできませんが、今年は学会で発表予定にしています。

意外なポイントを一つ。実験してみて判明したことですが、上下タイプの場合、上側(セルカルチャーインサート側)に撒いた細胞がコンフルエントになった場合は、上下での培養液の共有割合(物質の交換)は低下します。考えれば当たり前なのですが、孔の空いているフィルターに細胞様が鎮座ましています。当然孔を塞ぐように、、、、そうでしたか~ ということが判明しました。

現在、単なる共培養容器から、「共培養システムへの進化」のため、製品開発も進んでいます。

平成30年度の第1弾として、7月からNICO-1用の円形硝子カバーを弊社から発売予定になりました。今までもリクエストがあった時には、市販品をご紹介していました。どうやらその市販品がカタログから無くなっているようで、問い合わせが弊社に来るようになったので、弊社からNICO-1の免疫染色の際に使う円形硝子カバーを提供させていただくことにした次第です。上下タイプのトランスウエルタイプやセルカルチャーインサートでは、両方を見られないのと、両方を免疫染色することができません。NICO-1は、免疫染色が可能ですので、免疫染色を伴う共培養であれば、NICO-1 1択になります。

第2弾は、フィルターの種類を増やすことを予定しています。現在0.6μmの孔径のものを発売しています。こちらは、細胞は通らずに、蛋白やエクソソームは素通りといった感じで通ります。第2弾としては、0.03μmのフィルターです。エクソソームは通過せず、蛋白は通過してほしいと思いましたが、意外に通り抜けるはずのサイズの蛋白も通過しません。培養液中の蛋白は、修飾も加わっているので、サイズ的にかなりのものが通過しないようです。一方、グルコースは素通りです。ということは、0.03μmと0.6μmのフィルターの違いによる実験比較でいろいろできそうです。

現在、フィルター滅菌の検討を行っており、こちらがOKになれば、発売予定です。

NICO-1HMについても、現在、滅菌による製品の色変化について評価を行っています。研究に支障がないと判断できれば、発売できる見込みです。一つの製品を発売するまでに、たくさんのことを検討しないといけないので大変です。なかなか時間がかかりますね。

今年は、いろいろ共培養システムとしての発展形をお示しできるようになるかと。 乞うご期待!

 

株式会社ギンレイラボ

 

お知らせ

NICO-1 国内特許査定

NICO-1に関する特許は、職務発明として大学及び製造元の伸晃化学株式会社が権利者として出願しています。国内外に出願していますが、先日日本国において特許査定するとの連絡が来ました。海外は、既にいくつかの国で特許取得してい …

フィルターの使用方法について、アップデートしました。

弊社のNICO-1用フィルターは、蛋白質が比較的低吸収なフィルターです。但し、弊社での検討の結果、メディウムに晒してないフィルターは、より多くの蛋白質がフィルターに吸着していることが判明しました。メディウムに晒してからで …

培養液量情報の修正を行ないました。

NICO-1 Tipsで、結合させた状態での単体培養ためには、600μlの培養液量であるとWebに掲載していましたが、400μlの間違いでした。ご指摘をいただき、再度メディウムにて確認したところ、400μlでした。あらた …

翻訳バーを追加しました。

NICO-1.infoについて、外国からのアクセスも増えてきましたので、言語翻訳バーを追加しました。 便利な時代になったものですね。 一応海外向け英語サイトもありますが、、、、   https://i-coculture …

対応顕微鏡情報にJuLI Stageを追加しました。

2.NICO-1が使用可能であることが確認できている顕微鏡  JuLI Stage(エア・ブラウン株式会社)   (メーカー様サイトより引用) 「JuLI™ Stageは、細胞の画像解析と解析のために設計されたリアルタイ …

NICO-1日誌

キャッチコピー一部入れ替えしました。

キャッチコピー 「魅力がありすぎて、伝えきれません。知名度だけが負けてます。」から「55年ぶりの新人。フィルター分離型共培養容器」に変更しました。定期入れ替えの一貫です。 ↑新しいキャッチコピー ↓これまでのキャッチコピ …

セルカルチャーインサートでうまくいかなかったのが、いい結果がでたとの情報来ました!

共培養実験で、セルカルチャーインサートでは結果が出なかったのに、同じ条件でNICO-1にしたら面白い結果が出たとの情報をいただきました。 それをきっかけに、何故?と考えてみたところ、インサートの底面はフィルターなので、細 …

キャッチコピーを変更しました。

発売後、”共培養”や”NICO-1″でGoogle検索1位をキープしていますが、まだまだ無名なので、キャッチコピーを変更しました!。「伝説のコピーライター」様に極意の一部を教授していただき、思い切って変更しました(笑)。 …

月間250人超えになりました

本ホームページは、新しい共培養容器 NICO-1に関する情報サイトですが、昨年末から今年にかけて訪問者が月間250人を超えるようになってきました。多い時には300人超えです。「共培養」のキーワードでもGoogle等での検 …

nico-1.infoのウエブサイトが、共培養に関する検索で1位になりました。

                        これまでGoogleやYahooなどで被検索順位を定 …

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