NICO-1は、自分自身の研究のために開発した製品です。既にバイオ研究目的としてデータを取得済みです。それらの論文を発表するためには、そもそもNICO-1やNICO-Cに関する基礎データを発表し、意味のある培養容器であることを証明しておかなければなりません。そのために、順番が前後しているのですが、NICO-1やNICO-Cに関する論文を投稿していました。今回、Micromachines誌に採択され、11月21日に公開されました。 (Micromachines 2021, 12(11), 1431)
本当はエピソード3から公開されて、後からエピソード1が公開されたスターウォーズエピソード1みたいな位置づけです。本当の研究は他にあるのですが、それらを公開するために、エピソード1としての論文を公開しないといけないという意味で投稿しました。Micromachinesは専門外でしたので知らなかったのですが、このような世界もあるのだと知って、NICO-1はMicromachinesではないけど、似たようなものかと思い投稿した次第です。Minimachinesという雑誌があれば、そちらに投稿したかもです。
論文の中身に関する解説は、近いうちに少しご紹介するつもりです。共培養の程度をコントロールできるという新しい使い方がNICO-Cで可能になりました。その根拠となる実験データが載っています。